こうちゃんの歩行器さんぽ

息子は全前脳胞症という病気で、重度知的障害と言われています。また身体障がいもあります。病気についてのことや、車椅子でのお出かけについて、障がい児とその家族の日々について書いていきます。

障がい児の思春期


先日、ATACのオンラインイベントがありました。
ATACというのは、ざっくり言うと特別支援教育について研究している企業です。(ちょっと違うかも。教育には限定していないかな)
YouTubeでAtaclabと検索すると、動画も公開されています。

教育者に向けて発信されているように見えますが、保護者として見てもかなり面白いです。
興味のある方はぜひ検索してみてください。

話が逸れましたが、本題に入ります。

障がい児に思春期はあるか



こんな議論は世の中にはあるでしょうか?
公式の場でこんな議題を出したら、差別的だと批判されるかもしれませんね。
道義的には、障がいがあろうとなかろうと思春期はあるに決まっているでしょう、という言葉が出てきそうです。

でも、実際に例えば言葉を発しない子どもの思春期について、どこまで真剣に考えているでしょう?
私は、今6年生の息子をついつい可愛がりすぎてしまいます。
一応、「ぎゅーっしてもいい?」など確認するようにしていますが…思春期の男の子に適切な対応かどうかはちょっと微妙ですね。

ちなみに、息子の通う学校では小学4年生から同性介助になります。
着替えやトイレなどは同性の先生に介助してもらいます。
(どの学校も全てかはわかりません)

この同性介助というのも、思春期への配慮のひとつかなぁ…と思っています。
ちなみに皆さんは、何歳から「恥ずかしい」という気持ちが芽生えましたか?

私は、幼稚園の時でした。プールで水着を脱いで教室まで裸で服を取りに行くという習慣がすごく恥ずかしかった覚えがあります。


そもそも思春期とは



思春期とは、子どもから大人になるための心の発達。
といったところでしょうか?
でも、障がいの有無にかかわらず、思春期らしい行動態度の変化は個人によってかなり大きな差がありますね。

実は、私のインスタにはよく障がい当事者からもフォローやメッセージがくることもあります。
その中には、中高生も含まれます。
. 先日とある女の子からこんな風に言われました。
「障害者は生きている意味がないって言う人がいます。わたしたちは生きている意味がないですか?」 こんな感じのメッセージでした。
. その女の子は、それまでにも何回か
「私は障がいがあるから人に迷惑をかけている」
という言い方をしていました。
迷惑かけていいんだよ。障がいがなくてもみんな迷惑かけてるんだよ。と、返事をしていましたが、何度も、私は先生やママに迷惑をかけていると言っていました。

それで言われた「生きている意味がないですか」という言葉だったので、私は大人気もなく少し怒ってしまったのですが、やはり、迷惑をかけているからとまた繰り返すのでした。

その時にこんな文章を送りました。
f:id:miiina26:20201208000335j:plain
障がいというのは、その人そのものが障害なのではなく、現在の社会システムが障害となっているのです。

中学生には難しい文章だと思いながら、私なりに簡潔にわかりやすく送りました。
女の子は、現段階でどこまで理解してくれたかはわからないけど、わかった、ありがとうと言いました。
その後は、迷惑をかけているからとか、そんな話が出ないので、少なくとも気持ちは伝わったのかなと思っています。


障害の定義〜社会モデルとは〜



上で紹介した障害の定義は、社会モデルの考え方に基づいています。
超簡単に言えば、社会が障壁になっているから障害が発生するという考え方が社会モデルです。
反対に、医学モデルというのは、本人に障害の要因があるとするもの。

例えば、合理的配慮というのも社会モデルによる考えですね。社会側に障壁があるのだから、それを取り除く努力をしましょうよっていうのが合理的配慮ですよね。

参考:障害者差別解消法パンフレット
https://www.normanet.ne.jp/~jdf/pdf/sabetsukaisyohou2.pdf


障がい児者のネット利用



そもそも、その女の子は誰にそんなひどいことを言われたのでしょう。
私は、多分ネットで見かけたのではないかと思いました。

SNSも使いこなし(ひらがなのみですが)自ら私にメッセージを送ってきた女の子は、多分ネット検索も出来るでしょう。

今時は障がい児であっても、ネットを使いこなしいろんな意見を目にする可能性があるということです。

障がいがなくても、わたしだって、ネットでの思いやりのない言葉を見かけると傷付きます。

障がい児は、もしかしたらより一層深く傷付いてしまう可能性があることも、配慮しなければならないのかなぁと思いました。

障がい児であっても、言葉がない子どもや知能レベルの計測でうんと低い数値だとしても、「傷ついた」という主張がなくても、傷付いている可能性がある。

何のために生きているんだろう?という疑問が生まれるのもまた、思春期の特徴だと思うから、小さな変化に注目してフォローしていきたいと感じました。


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