こうちゃんの歩行器さんぽ

息子は全前脳胞症という病気で、重度知的障害と言われています。また身体障がいもあります。病気についてのことや、車椅子でのお出かけについて、障がい児とその家族の日々について書いていきます。

自己決定だとか自己選択だとか

自己決定ってなんだろう

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よく、障害者の自己決定とか自己選択が重要だとか、本人の意思を尊重してとか、そんなことをよく聞きます。

 

わたしのブログやSNSYouTubeにも、時々(本当にたまにですが)こんな批判がきます。

「本人が言葉を喋れないということは、本人の許可なく写真や動画を載せているの?信じられない!!今すぐ消せ!!

的な感じです。

 

こんなに攻撃的じゃなくても、やんわりとした批判である時もあります。

 

実際、私は息子に許可を得ていません

 

息子は、イエスノーを表現できるので、表面上の許可を得ることはできます。

どうやら自分の動画を見て、気に入っている動画とそうじゃない動画があるようなので、それを表面上息子の許可とすることはできます。

 

でも、こうちゃんはSNSYouTubeに動画や写真が載ることの本当の意味をまだ完全に理解することはできていないと思うので、例え表面上許可を得たように見えても本当の自己決定ではないんです。

 

多分、これは障害の有無にかかわらず子どもの写真や動画を載せている人全てに言えると思います。

 

でも、私が息子の動画や写真を載せるのは、それが誰か一人にでも役に立てばいいな

誰かの心に響けばいいな

そんな思いを持って、息子に犠牲になってもらっている。そういうつもりです。

 

ちなみに、よく障害者施設のSNS等で写真が掲載されていますが、あれも本人の許可ではなく保護者の許可で掲載されています。

 

 

自己決定・自己選択に必要なもの

よく、自己決定や自己選択を促すため本人に分かりやすいように表現の工夫を…などと言いますね。

 

写真を並べてみたり、図やイラストで表現してみたり、そんな工夫で一部は改善されそうです。

 

でも、それで本当に自己決定できているでしょうか。

 

「Aにしますか?Bにしますか?Cにしますか?」

周りから見ればそれぞれにとても分かりやすく選びやすく見えても、本人にとってどれもよく分かっていなければ…

 

本人が自己選択する対象をきちんと理解していなければ、選択も決定も全く無意味なのです。

 

つまり、障害者が自己決定するには学びが必要なんです!!

 

障害のある子どもたちが、支援学校を卒業して、大人になって、いざ自己決定だとか自己選択だとかと言われた時に本当の自己決定をできるように。

 

子どものうちから、時間がかかってもゆっくりでも語彙力を鍛えるべし。大人になっても。

 

いろんな言葉を、見て、聞いて、読んで、体験して、調べて、追求して、

さらには分からないことは自ら学ぶというところまで辿り着けたら最高だと思うけれど…。

 

障害者にとっての学びについて、

学びは大事だ!と言う人の話もよくよく聞くと中身は生活機能訓練であるということも多々ある。

たしかにそれも大事。

 

でも、生活機能訓練と作業所の作業だけで自己決定できるようになるだろうか

 

これらが不要だと言うわけではないけれど、圧倒的に知識量が弱いと思う。

 

自分で言葉を発することができなくても、理解しているように見えなくても、それでも何としても知識量を強化することが将来の自己決定能力に繋がる。と私は最近思う。

 

記憶を貯めておくことが難しければ、自己決定する場面ごとに毎度もっと本気で学ばせる必要があると思う。

 

あとは、自ら選ぶという行為そのものを理解していくというのも大切。

 

形だけの自己決定はいらないよ

 


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