こうちゃんの歩行器さんぽ

息子は全前脳胞症という病気で、重度知的障害と言われています。また身体障がいもあります。病気についてのことや、車椅子でのお出かけについて、障がい児とその家族の日々について書いていきます。

数えられない子どもは計算できない?

「かず」をクリアしないと計算できない?

 

現在、こうちゃんは3つまで数を数えられます。

4つ〜は、不明瞭。数える気はある感じ。

でも、例えばサイコロの目のように綺麗に決まった形に並んでいると、もう少し数えられます。

バラバラに並んでいたら、正確に数えられるのは3つまで。

 

これを、何歳からやってるかなぁ?

でも、バラバラの物を(しかも実物を)3つまでとは言っても数えられるようになったのは、つい最近のこと。

 

数ヶ月前、食卓にミニトマトを出してこうちゃんのお皿に3つ入れると、勝手に指をさして1、2、3…3!と指でやるので、「すごい!!こうちゃん3つ数えられるんだね!!!」と感激しました。

 

その少し前には、サイコロのように並んでいる物の数はばっちりだけど、バラバラの絵は当たったり外れたり…という感じで、実物で自ら数えることはなかった。

 

ここまで長かったけど、実物のものを数えられるというのは、例え3までだとしても、イラストの数を数えるとか並んでるものを数えるのとは全く違う別次元の成長じゃないか!!とひとり感激してます。

 

でも、まぁ評価としては「まだ3までしか数えられない」「4以降が不正確」という状況。

 

そこでまた素朴な疑問がわく。

数えられないと計算ってできないのかな??

 

例えば、私は何個まで数えられるだろうか?

私は10までは難なく数えられる。

 

100までも…と言いたいけど、バラバラの実物を100まで数えるとなると、ちょっと苦労すると思う。

 

すでに数えたものを10ずつひとまとめにするなど、工夫が必要かなぁ。

 

1000まで数えようと思ったら、10ずつ×10の組を10個作るだろう…

 

ということは、私は自信を持って数えられるのは10までかな?!

 

でも、計算上では100でも1000でも10000でも計算できます。

 

こんな風に考えていくと、

「計算」が「数える」という能力を補っていると思えますね。

 

つまり、何が言いたいかって言うと、私が思うに数を数えられないから計算をさせてみることもないってのは理屈通らなくない?ってことです。

 

計算ってなんだろう

 

そもそも論ですが、計算ってなんだろう。

 

暗算でできるような簡単な計算は、毎回計算しているのではなくて、暗記しているものを引っ張り出しているだけに思う。

 

1+2=?と聞かれれば、多くの人はその場で計算しなくても、当然のように「3」と言いますね。

 

それは、1+2=3だと暗記しているからですよね。

 

よく、日常生活の中でもサッと数字が出ると「計算速いね」と言われますが、経験から記憶しているからなんですよね。

 

例えば、今は食料品の消費税は8%なので、計算としてはちょっとややこしいですが、よく見る数字の8%掛けは暗記しているのですぐに出てくるんですよね。

 

実際、ほんとの計算(?)は電卓でできるし今は機械がやってくれるので、人間が計算するのはそれを省略したい時やごく簡単な計算くらいですよね。

 

あるいは、何か答えを導き出したい時にどういう計算をしたら良いか?ということはわかる必要がありますね。

 

1+2=3と知っていても、その場面で1+2をすれば答えが出せるのだということに気付かなければいつまでもわかりませんからね。

 

でも、こうちゃんを見ていると「理解力」より「暗記力」の方が強そう。

 

そしたら、簡単な計算だけでも覚えてみたらどうかな〜?なんて、今は思ってます。

 

個人的な夏休みの宿題(夏休みの自由研究の方が近いかも笑)

 

ここでまたまた素朴な疑問が。

 

暗記と理解ってどっちが先かな?

 

よく、理解しないと暗記できない

とか

理解せずに暗記しても意味がない

とか言われるけど本当にそうかな??

 

私の超個人的な理論としては、

まず暗記して頭に一旦入れてしまえば

関連事項や似ている言葉を見るたびにその記憶が呼び覚まされ、いつのまにか洗練されて知識になっている!!

と思ってます。(重ねて言いますが個人的な理論です)

 

今の技術があるからこそ、という面もあります。

数なんて数えられなくてももう多分自動的に何百何万と数えられる時代だろうなーと思うのもあるし。

 

つまり、数を数えるという学習をなんのためにやるのか?とその本質を問われる時代。

もっと言うと数を数えるのを飛ばして計算させてみる必要があるのかとも言える。

 

でも、そこが必ずしも完全に連動していないのであれば、いろいろやってみれば本人の得意な分野があるかも?と思うし、それによって世界観が広がるかも!と思ってます。

 

特にこうちゃんは理系が好きなので、でも計算できないからね〜…と自分で言ってふと思う。

いや、させてないだけだわ…と。

 

他にも、素朴な疑問はある。

こうちゃんは「心臓」という文字を読む能力があるし、図や写真とマッチングもできる。

でも、「し」「ん」「ぞ」「う」と4つの文字を1つずつ拾って並べるというのはできない。

でもでも、「しんぞう」が「心臓」であることはわかっている様子。

 

この時、果たして文字を1つずつ拾って並べる能力が必要だろうか?

 

他に、

「おしりたんてい」も7文字あるけれど読めていてマッチングできる。

2〜3文字目くらいまで並べられるけれど、完成はできない。

ちなみに、「おしり」と「おしりたんてい」は区別できている。

 

特に3文字目くらいまで並べられるなら、今時予測変換使いながら何とかなるっしょという気がしなくもなくもない。

 

1文字ずつ並べることを諦めて、使える語彙を増やすことに注力してみるとどうだろうか。とか。

 

いろいろ書いてみたけど、私の理想は、

苦手があればいつまでもその苦手克服に時間をかけて良いという特別支援でなく、

苦手を何かで補う工夫を凝らしながら世界観を広げ続ける特別支援だといいなーって。

 

そんな風に思うんです。

今思いついたことをだーーーっ!と書いたので、まとまりのなさすぎる文になりました。

 

こうちゃんの学習を考えると、当たり前に思っていた学びを改めて疑問に思うことも多く、とても面白いです。

 

 
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