こうちゃんの歩行器さんぽ

息子は全前脳胞症という病気で、重度知的障害と言われています。また身体障がいもあります。病気についてのことや、車椅子でのお出かけについて、障がい児とその家族の日々について書いていきます。

すべての子どもに特別支援教育を提供するという発想


「国立特別支援教育総合研究所」のオンラインセミナーを受講しました。



支援教育についていろいろ調べている中で偶然みつけた「国立特別支援教育総合研究所」。

このホームページを見ると、オンラインセミナーを行うというのを見つけたので、滑り込みギリギリ応募しました。
無料で公開してくれるのは、嬉しいですね。

とは言っても、スクショやコピーなどなどしてはいけないと厳重注意がありました。

個人的には、むしろもっとオープンにしたらいいのに…って思いますけど。

まぁ、先生の個人名が出ていたり写真が出てきたりするので、そのあたりの配慮かなぁ?

ちなみに、この研究所は略して「NISE」や「特総研」と呼ばれているようです。
ちょっとかっこいいです(笑)

NISEのホームページはこちらを見てみてください。
ホーム - 独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所

名前が堅苦しいけど、教員向けのみでなく保護者や一般にも広く見てもらうため「今後もオンライン配信など広くやっていきたい」と言われていました。

ホームページをマメにチェックしてると、またこんなセミナーはあるかもしれません。


インクルーシブ教育について



かなり大容量のセミナーだったのですが、(ライブ配信だけでなく、オンデマンドとしての資料、動画公開などなどありました)

その中でも一番印象に残ったのが、
熊谷晋一郎先生のお話でした。

ご自身も脳性麻痺電動車椅子に乗っているとのこと。

さらに、小児科医で東大の准教授でもあるらしい。

先生のページはこちら
熊谷 晋一郎 | 東京大学 先端科学技術研究センター

この先生の考え方が、もう、めちゃくちゃ個人的にピッタリしっくりきて、まるで自分の言葉を代弁してもらえたような嬉しい感覚がありました。

特に「特別支援教育」の考え方について、
特別支援教育は障害児が受けるものという考えがあるが、実際には貧困や家庭環境などいろいろな背景を見れば支援が必要でない子どもはいない

もっと言えば、教員も皆、それぞれ特別な支援を必要としている「個」なのである。

それを踏まえて、全員が特別支援教育を受けるというのが本当のインクルーシブ教育ではないか。

…みたいな。そんなことをおっしゃっていました。

さらには、自らが支援を受けたと実感している人ほど人に支援を与えようとする、というデータが出ているというようなこともチラッと言われました。

これは、何に基づくデータなのかまでわかりませんが、ありえそうだなぁと。感触的には思います。


特別支援学校でインクルーシブ教育



実は、ちょうど最近、これに近い発想を耳にしていました。

とあるアプリでまた寝る間際に障害関連の話を聞いていたときです。

「特別支援学校を障害児しか入れない場所にするから、偏見や差別が起きるのではないか。

地域の学校に障害児が入っても良いのと同じように、支援学校に障害のない子が入っても良いのではないか。

そこで本当のインクルーシブ教育ができるのではないか。」という話でした。

その場の他のspeakerには、全否定されていました。

障害がない子を支援学校に行かせるなんて、絶対にありえない!とのお言葉…。

わたしは、聞き専だったので、ほぉ〜と思いながら静かに聴いてましたが(汗)

でも、この現状をどう思いますか?

わたしは、支援学校の環境を考えればむしろ入学希望者が殺到してもおかしくないと思っています。

でも、ほとんどの親は「子どもを支援学校に行かせたくない」と言います。

このことに、私はもう少し疑問というか危機感を持つべきじゃないのかなぁ〜なんて勝手に思っています。

支援学校には、広い敷地とたくさんの専門の先生が入っていて、ほぼマンツーマンに近い状態で教育を受けられる環境があります。

まさにスペシャルな教育現場だと思います。

それなのに、なぜ、みんな口を揃えて支援学校に行かせたくないって言うんでしょう?

お友達との関わり合いがなくなるから。だけでしょうか?

私は、『お友達との関わり合い』を犠牲にしてでも行くべき理由が本当はあると思います
というか、あるべきだと思います。

支援学校で受けられる教育は、『お友達との関わり合い』に負けるレベルのものなんでしょうか。
それでいいんでしょうか。

話が戻りますが、支援学校でインクルーシブ教育をできるのではないかと言った人は、

支援学校にこそインクルーシブ教育を提供できる環境が揃っているはずだと言いました。

たしかに、ハード面でも、ソフト面でも、個別対応のための環境や情報、技術がそこに揃っているはずなので、地域の学校をハードから変えていくことを考えれば、支援学校をインクルーシブ教育の舞台にした方が早そうな気もしますね。

わたしは、面白い発想だと思いました。


どちらにしても、なるべく近い将来には全ての子どもが学ぶ楽しさを味わうことができるようになってほしいと思います。

ちょっと興味深い話だったので、忘れないうちに書き留めました。


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