こうちゃんの歩行器さんぽ

息子は全前脳胞症という病気で、重度知的障害と言われています。また身体障がいもあります。病気についてのことや、車椅子でのお出かけについて、障がい児とその家族の日々について書いていきます。

地域福祉とは

久しぶりのブログになりました。

今、私は日本福祉大学の通信学部で社会福祉士の資格取得を目指しています。
地域の障害者計画の策定委員にも入らせてもらうことができ、もちろん毎日の家事育児仕事も…とても充実した毎日を過ごしています。

あまりに充実しすぎてブログを更新する余裕がなかった、ということにさせてください(汗)

ところで、最近社会福祉について学んでいるとよく思うことがあります。

福祉って、理想論?



私は特に障害者福祉については、自分なりにかなりアンテナを張って目を凝らしてきたつもりです。
それでも、学んでみるとその支援策も制度も施設も知らないことだらけです。

数年前ですが、まだ息子の障害者手帳を取得したばかりの頃 福祉事務所で
障害福祉サービスについて聞きたいのですが…」と言いました。
すると、5mmくらいの厚さの冊子を渡されて、
「どうぞ」とだけ言われました。

私が戸惑っていると、
「使いたいサービスがあれば、問い合わせ先もそれぞれ記載してますから、自分で問い合わせてください」「では次の方どうぞ」 これで終わりました。

でも、私の学んでいる福祉は全く違います。

利用者の声に耳を傾けて、あるいは非言語的な発信をも誠心誠意聞き出し、サービスを必要としている人がいれば、(例え当該サービスの利用基準に満たないとしても)どのような支援策があるかを一緒に考え一人一人に丁寧に対応する。


そんな風に学んでいます。

私が見ている世界はなんなんだろう?
どこに行けばそんな風に誠心誠意対応してくれる人に出会えるんだろう?

たくさんの制度が、必要としている人に届いている割合はどれほどだろう?
私は、1割にも満たないのではと感じています。(何かの統計による数字ではありません。憶測です。そもそもその統計さえも届かない、声なき声もあると思うからです。)

大きな問題が起きる前に。ギリギリ耐えられる…の、その前に。
誰もが救われるようになるといいなと思います。
じゃなければ、全ては理想論。絵に描いた餅のまま。

これからの地域福祉とは



話が表題からそれてしまいました。
最近もう一つ思うのは、地域福祉について。

日本の障害者福祉は今、
(諸外国から大幅に遅れつつも)
施設収容から地域福祉に移行しています。

この地域福祉とは ごく簡単に雑に言っちゃうと、

地域に何でも揃っていれば施設に入らなくて済むでしょ?

ってことです。

私は、この地域福祉の考えにいまいち納得できません。

通所サービス、訪問サービス、移動支援、その他福祉サービスが諸々充実していれば、
地域で暮らすことができる=障害者の自己決定権の尊重

そんな風に捉えられている気がします。
これは、居住場所が変わっただけで、大きく見れば施設入所と変わらないのでは?

「地域で暮らす」とは、地域で寝起きすること?

確かに、そのようなサービスを利用しながら、
且つ地域のコミュニティにも自ら積極的に参加できるような、バイタリティのある障害者についてはそれで解決するかもしれない。

でも、障害者が地域のコミュニティに積極的に参加できる仕組みづくりがなければ、
あるいは、地域のコミュニティが積極的に障害者を受け入れようとするような仕組みがなければ、
それを地域で暮らしているとは言えない気がする
考えてみてください。
あなたは、地域で障害者と深く関わることがどれだけありますか?

ところで、私は、
なんでも揃っていれば地域で暮らせる
じゃなくて、

いっそ何にもなければ地域で暮らせる
じゃないかとさえ思い始めています。

まぁ、そんなこと言っちゃうと福祉そのものを全否定することになりそにはますね。

例えば、うちの場合。
自粛期間、学校にもデイにも通わず毎日近所を散歩したら。
今まで以上にご近所の皆さんに会う機会が増え、より息子のことを知ってもらえるきっかけになりました。

何もかも揃えて、それで全ての人を救えるのならパーフェクトなんだけど。
結局救えない人がいるくらいなら、何もないという形の地域福祉は、作り上げられないかなぁ?なんて。
まぁそれもまた絵に描いた餅ですね^^;
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ウーバーイーツ型福祉



これもまた私の妄想と思ってください。
私の理想の地域福祉は、ウーバーイーツ型です。

ウーバーイーツでは、登録者の中からその時に働ける誰かが配達をします。
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福祉分野は今後深刻な人手不足に陥ると言われています。
地域のコミュニティ内で、その日その時に余裕のある誰かが、その時に困っている誰かを少しずつ手助けしあう。
私の一番の理想論は、こっちかなぁ。

それとも、サービスや施設も活用しながら、ウーバーイーツ型も取り入れられるのがパーフェクトかな?


今日は私の妄想話でした。
全ては憶測で妄想であるとの前提でお願いします。
何にしても、こぼれる人のいない福祉国家になることを願っています。


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